2010年02月25日

43〜45回分をアップしました

ここ数回分の連載画像をアップしました。
異端の劇作家 青江舜二郎

43 故郷への思い(2/06)
44 分岐点(2/13)
45 内藤湖南(2/20)

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posted by 室長 at 17:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月20日

評伝作家編スタート

今週から評伝作家としての青江の仕事を、数回にわたって書く予定です。
今回はまず『竜の星座 内藤湖南のアジア的生涯』を取り上げましたが、これまで戯曲のあらすじを紹介したようには、内容に踏み込んで書いていません。それは、小説や戯曲のようなドラマと違って、評伝の全体像を短い文章を要約するのが難しいからであり、また今回の連載が「青江舜二郎の評伝」であるという性質上、書かれた対象よりも書いた青江にスポットを当てざるを得ないからでもあるのですが、第一の理由は、活字化されていない多くの戯曲とは異なり、評伝はほとんどが書籍として世に出ており、現在でも比較的容易に手に入るからです。もしご興味を持たれた方は、図書館で借りるか、ネットで古本を探すかして、是非この機会に青江の書いたものを、直接お読みいただきたい、という願いが密かにこもっているのです。
ちなみに、秋田県立図書館では青江の名前で31件が該当しますし、Amazonでも、関連書籍を含め50件以上がヒットします。私個人としては、来週取り上げる予定の『竹久夢二』がいろいろな意味で一番のオススメです。
posted by 室長 at 12:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月13日

新聞社への電話

先週の連載(2/6掲載分)で、八郎潟の干拓を題材にした青江の長編戯曲「干拓」について書いたところ、その日の午前中に、ある読者の方から「是非読んでみたい」というお電話が魁新報の文化部に入ったとのこと。さすがにご当地のことが取り上げられていると反応が早いようです。
もちろん嬉しいご要望ではあるのですが、残念ながら、「干拓」は単行本化されておらず、掲載された雑誌『劇と評論』も、秋田の図書館には収蔵されていないようで、手に入れることは難しいということでした。その方と直接電話でお話しした文化部のGさんは、「折角なので、コピーでもお送りできればと思うのですが…」とおっしゃり、私も、興味のある方にはなるべく読んでいただきたいと思うので、しかるべく対応する準備に入っています。

それにしても、この「干拓」に限らず、青江の戯曲はまともに単行本化されているものがほとんどないのが、著作権継承者としては悩みのタネです(未来社から一幕劇集が2作刊行されているのみ)。晩年に執筆した評伝はほとんどが文庫化までされているので、ネットなどでも容易に手に入るのですが、その一方で戯曲の方は、代表作とされる「河口」や「法隆寺」でさえ、現在のところ、一般ルートではお読みいただくことが困難な状況です。これでは、生涯の肩書きを「劇作家」一本で通してきた青江としても不本意に違いありません(人名事典やネットなどでの略歴を見ると、「青江舜二郎=劇作家・評論家」となっているものが多いですが、「評論家」というのは、評伝や研究書を多数執筆しているために、結果としてそういう肩書きがついてきただけで、本人は生前、自分からは一度も「評論家」とは名乗っていません)。というわけで、現在ひそかに、青江の劇作を改めて世に出すプロジェクトに取り組みつつあります。詳細をお伝えできるのはもう少し先になりますが…。

なお、本日(2/13)掲載の評伝では、ついに私が「誕生」しました。自分が知っている時代のことを書くのは、対象との距離の取り方も難しく、どうにもやりにくいものです。とはいえ連載は3月末までなので、もはや完全に最終コーナー。ニーチェの言うところの「苦痛をはらむ歓喜」を感じつつ、完走を目指したいと思います。
posted by 室長 at 11:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月04日

39〜42回分をアップしました

ここ数回分の連載画像をアップしました。
異端の劇作家 青江舜二郎

39 若い芸術(1/9)
40 「一葉舟」事件@(1/16)
41 「一葉舟」事件A(1/23)
42 戦いのあと(1/30)

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posted by 室長 at 18:05| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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