
2009年の春から1年にわたって秋田魁新報に連載した青江舜二郎の評伝が、大幅な加筆・修正を経て、ついに刊行されました。タイトルは『龍の星霜 異端の劇作家 青江舜二郎』(春風社刊・1500円)。「龍」は青江の干支である辰を表わしています。
校正を終えた直後に東日本大震災が発生したため、一時は刊行の大幅な遅れも予想されましたが、どうにか、青江の命日である今日(4月30日)、こうしてお披露目できることとなりました。名装丁家・毛利一枝さんによる、星雲を思わせる神秘的な表紙カバー。そして帯には、若手論客として注目を集める北海道大学准教授・中島岳志さんの推薦文が。なかなか存在感のある一冊に仕上がったのではないかと思います。
詳しい内容等については、近日中に電子資料室の方にも情報をアップする予定です。