2011年07月19日

『龍の星霜』正誤表

2011年4月に刊行された『龍の星霜 異端の劇作家 青江舜二郎』の本文中に、以下のとおり誤りがありましたので、この場を借りて訂正いたします。

3ページ 4行目 太源 → 太原
104ページ 3行目 太源 → 太原
104ページ 写真説明 坂東妻三郎 → 阪東妻三郎
106ページ 1行目 太源 → 太原
112ページ 7〜8行目 これはおそらく島 → これは島
133ページ 16行目 「日刊スポーツ」誌上 → 「日刊スポーツ」紙上
142ページ 4行目 (「作者の願い) → (「作者の願い」)
172ページ 8行目 太源 → 太原
181ページ 16行目 実証所義 → 実証主義
203ページ 1行目 一九三九年三月 → 一九三八年十二月
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2011年05月26日

青江舜二郎の描いた秋田

来たる6月11日、以下の要領でセミナーを行うことになりました。秋田周辺の方はどうぞご参加下さい。

秋田県立図書館 平成23年度秋田ふるさとセミナー

毎回、専門の講師の講演により、歴史・人物・芸術など様々な分野にスポットライトをあてて、ふるさと秋田を学びます。

第1回 平成23年6月11日(土)午後1時30分〜3時
  「劇作家・青江舜二郎の描いた秋田」


「河口」「干拓」「やけどした神様」などの戯曲に描かれた秋田の風土と人間像を読み解きます。

   講師:大嶋 拓(映画監督・青江舜二郎長男)
   会場:秋田県立図書館 多目的ホール

◎申し込み
入場無料 先着50名まで  
県立図書館カウンターまたは電話で受け付けています。 電話で申し込みの場合は氏名・電話番号をお知らせください。

   秋田県立図書館   〒010-0952 秋田市山王新町14-31
   TEL 018-866-8400  FAX 018-866-6200
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2010年05月28日

『法隆寺』正誤表

2010年4月に刊行された『法隆寺』の本文中に、以下のとおり誤りがありましたので、この場を借りて訂正いたします。

104ページ3行目 液の毛 → 腋の毛
131ページ12行目 おかげて → おかげで
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2010年04月30日

『法隆寺』完成!

horyuji100430.jpg

ついに本日、『法隆寺』が春風社から発売になりました。見本は一昨日に届いたのですが、大変おしゃれな装丁に目を見張る一方、その存在感というか、予想以上のボリュームに、すっかり圧倒されてしまいました。
全422ページで、物差しで計ってみたところ、厚さ33mm。あと2mmあれば、いわゆる映画フィルムの標準サイズである35mmと同じです。いやはや…。
数ある青江の著作の中でも、『狩野亨吉の生涯』に次ぐ大冊で、まさに代表戯曲2作をぎゅっと収めた、記念碑的書籍のカンロクが漂います。

しかし、そんな体裁にも関わらず、手に取ってみるとそれほど重く感じないのは、春風社の三浦衛社長のこだわりで、OKサワークリームという種類の紙を使用しているからだとのこと。軽さ、めくりやすさ、見た目のやさしさ、そして何より、青江の著作はあまりお高くとまらない紙質が合っているのでは、と考えた上での選択だそうです。また、作品クライマックスの火災をイメージさせる表紙タイトル周辺の焼け焦げは、デジタル処理ではなく、ブックデザイナーの矢萩多聞さんが、実際に紙を火であぶってあのような模様を作ったそうで、ここにも作り手のこだわりが垣間見えます。昨年11月に一気に話がまとまり、かなり早いペースで制作が進んだのですが、そんな中でも、ぬくもりにあふれた本を世に出せたことを嬉しく思います。青江もこの出来栄えにはおそらく満足していることでしょう。

今日(4/30)は青江の祥月命日。本を仏前に供え、無事の刊行を報告するとともに、この1冊が半世紀の時を超え、新たな読者と実りある出会いを果たすことを祈願したいと思っています。

・春風社の『法隆寺』紹介ページ
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2009年05月30日

「異端の劇作家 青江舜二郎」ネットでも読めます!

評伝9回めは、どうにか肺結核を克服し、翌年に旧制一高に入学するまでを書きました。ついに今回から「東京編」に突入です。しかし、新しいスタートを切ろうとすると水を差される、というのが青江の人生においてはとても多く、今回も、入学して半年で、あの関東大震災です。一高の名物だった時計塔が無惨に倒壊した写真がアルバムの中にありましたので、ここに載せておきます。

tokeidai.jpg

さて、青江の評伝連載も開始からほぼ二ヵ月が過ぎ、あわただしいながらも何とか軌道に乗りつつあります。と同時に、秋田在住以外の方から、「どうにかして読む方法はないか」というお問合わせを頂戴することが多くなって来ました。そこで、秋田魁新報の担当者に、「このサイトで公開することはできませんか?」と相談してみたところ、意外にも快く承諾していただけたので、このブログと電子資料室の読書室から、掲載画像に直接リンクできるようにしました。当面は月遅れでの公開ですが、広くいろいろな方に読んでいただくことが可能になり、大変嬉しく思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

異端の劇作家 青江舜二郎

01 春に逝く(4/4掲載)
02 置き土産(4/11掲載)
03 商売嫌い(4/18掲載)
04 少年時代(4/25掲載)

※JPG画像での公開です。拡大ボタンを押してお読み下さい。
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